2022-08-21

星名理論 ラックへの応用の詳細。

 星名先生の「極端に浅いアタックライン」はラックの時にも有効です。

 星名理論の基本はできるだけ浅いアタックラインですれ違いに抜くことです。ラインアウトは攻守とも10メートルの距離を取らなければならないので実践するのは難しいです。

  スクラムの場合、スクラムの最後尾の選手の足の線から5メートル相互に下がったところからスタートすることになります。アタックする側のスタンドオフはスクラムハーフのパスの能力にもよりますが、7〜10メートル離れて立つので、下の図のように相手の選手との距離が離れているので、ボールが出る前にスタートします。


星アニ1
 しかし、ラックの場合、スクラムと違い、5メートルルールは適用されません。
 スクラムハーフの真横に立つことができます。
 スタンドオフが相手のスタンドオフにタックルされ、ラックからすぐボールが出た場合やラックで反対サイドにスタンドオフが立ち、私がスクラムハーフから直接ボールをもらう時などは、私はスクラムハーフから真横にパスをもらえる位置に立つことがほとんどでした。
星名 ラック2
 ディフェンスに出てきた対面の選手の内側に少し入り、すぐの90度の角度で横に走ります。角度的には少し後ろに向かって走ることになります。相手を外したことを確認すると前に向かって走り、今度はタッチラインに並行に真っ直ぐ立て直して走ります。
星名 ラック 3
 これほど前で突破すると、相手のフォワードのカバーディフェンスはほとんど届きません。例えば、味方のフルバックがラックに近い位置にいると、相手のフルバックがそれに対応してラックの近い位置にいる時など、もう誰もいなくて、そのまま真っ直ぐ走ればトライを取れる時もよくありました。

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