2021-10-01

サッカーの国スペインでラグビーをする。

岡先生

 1 サーカーの国スペインでラグビーをする。

 

2019年に行われたラグビーのワールドカップは世界中にラグビーの楽しさを知らしめたように感じました。


 私の恩師、同志社大学の教授でラグビーの名監督の岡仁詩先生が2005年11月9日の「教わり教え教えられー同志社ラグビーと共に」の講演の中でラグビーについて次のように述べられています。


 「二十年以上前、当時のフランスで映画俳優よりも人気のあったジャン・ピエール・リブと いう金髪のラグビー選手がいました。今は彫刻家になっています。「ラグビーは少年を早く 大人にして、そして大人にいつまでも少年の気持ちを持たせる。これがラグビーというものだ」という彼の言葉があります。

 ラグビーはある種の興奮状態の中で今何をするべきかを判断する冷静さ、高ぶる感情の中で理性ある行動を要求されます。これが少年を大人にしてい くわけです。そしていい年をした私たち年配の者でも、スタンドで観戦しながら、先輩方や ファンの方々と、グランド上で展開されているスクラム、モールで押しあっている場面になると、隣同士、無意識に押し合いをしています。膝と膝、肩にも力が入りきっています。 

 そして勝った、負けたで涙を流さんばかりです。こんな気持ちになるのは少年の気持ち、大人が本当に純真な気持ちになって、涙が流せるぐらい喜んだり悲しんだりします。それがラグビーにはあるわけですね。リブの言葉は私も好きな言葉です」


 ラグビーは見ていても非常に面白いものですか実際にやってみるともっと面白いです。一度ラグビーをやると歳をとってもまたラグビーをやりたくなります。日本では90歳を超えたラグビー選手もいるようです。怪我をしないように少し特別なルールが適用されているようですが。

 またぶつかり合うことを避けるタッチラグビーもあります。楕円球のボールを使う鬼ごっこのようなもので誰でも、何歳でも楽しめます。

 

 またこれは私の尊敬する先輩の言葉ですが、「ラグビーをするということは新しいパスポートを取得したようなもので、世界中のラグビー愛好者からは信頼できる人として付き合ってもらえる」。

 

 私は高校、大学とラグビーをして、社会人になってからウィークエンドラガーとしてクラブチームで40歳ごろまで続けて、2004年12月に60歳前にスペインに移住し、改めてラグビーを開始しました。20年間のブランクはジョギングさえできない体になっていました。


 2006年からラグビーを再開し、ベテランチーム(35歳以上)でプレーし、現在76歳ですが、2年までタッチラグビーの現役選手として若い人と一緒にゲームを楽しんでいました。去年からはCOVID-19のために、ラグビーはできませんが。


 まったく言葉のわからないサッカーの国スペインに60歳少し前に移住し、現在ではこの地に生まれ育ったかのように溶け込むことができ、多くの友人たちに囲まれ、非常に充実した年金生活を送っています。


 そしてスペインに来てからだいぶ若返ったような気がしています。アンチエイジングに成功しているのではと感じています。

 その要因はラグビー、また一緒に来たミニチュアダックスのルディなど、いろいろありますが、それを気ままに書きなぐってみます。



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