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2021-10-29

 

脳を鍛えるには運動しかない その1

 日本では「脳を鍛えるには運動しかない」と言うタイトルの本が大ヒットしているそうです。

脳の神経細胞は再生せず、40歳を超えると減少し始め70を過ぎると更に加速すると言われてきましたが、運動する事により頭がすっきりし、注意力が高まり、やる気が出て脳細胞の再生を促し、記憶力等も高まり、脳の神経細胞の再生化が促進されることが分かったそうです。


更年期障害や老化を防止し、認知症やアルツハイマーのリスクを低減するとの事で、著者はハーバード大学の医学部の教授らしいのですが、筋トレを行い、ウオーキング、ジョギング、ランニングをインターバルで組み合わせて行うと効果的だと言っているそうです。


ラグビーのトレーニングには全てそろっている様な気がしました。

スペインに来たときはジョギングで足が痛くなるほど体は衰えていました。それで、軽い筋トレ、ウオーキングから初め、徐々にジョギング、スピードを出してのインターバルと普通のラグビーの

トレーニングが出来る様になるに連れ、体が若返って行く様に感じました。


記憶力など脳の方も若返っている様に感じてはいたのですが、これは測定のしようがありません。体の方は筋トレの負荷の数値が20キロから40キロにあがったり、25メートル泳ぐのに40秒以上かかっていたのが30秒切る様になったりいろいろ数値が出てくるので実感しています。

しかし考えてみれば、60歳近くから全く知らなかったスペイン語を勉強し始め、なんとか生活に困らない程度には分かる様になって来ているので、脳が退化している様な事はないと思います。


血液なども若返って来ているのではと感じています。現在、コレステロール値でまだ問題を抱えていますが。もう一つの懸念であった血糖値は普通に戻っています。スペインに来てから働いていないので外食する事がなく、食生活も大幅に改善されました。基本的には食材は日本より豊富で安いし、クッキングの好きな家内はいろいろな食材を使いバランスの取れた食事を用意してくれています。にもかかわらず、コレステロール値が高いと言うのは少し問題が深刻ですが、長い期間の不健康な食生活は短期間で治らないと言う事だと思っています。


自分が今若返っていると感じているのにいろいろな要素があるのでしょうが、体育会系の考え方としては運動が全ての要因になっていると思っています。体を動かさない事にはいろいろな器官が正常に機能しなくなってくるのではと思います。


私は医者でもなく、保健体育の専門家でもありません。 ただラグビーが好きでラグビーをしたい、自分の納得できるプレーをしたいと言う事で毎日トレーニングして行く中で、アンチエイジングと言う概念を知り、それに興味を持っているだけのただの体験者です。


今回脳の神経細胞も運動する事で再生可能であると言う事が分かったと聞き、少し勇気づけられました。勿論運動だけではなく、生活全てが大事である事は分かっています。

毎日私を癒してくれているルディとリナの存在も欠かせないし、スペインのアミーゴやシッチェスの過ごしやすい気候も影響していると思います。


いろいろな後押しを受けてもう少しアンチエイジングを体現してみたいと思います。 


2021-10-16

ラグビーのチームを探すのも大変

 スペインで最も人気があるのは勿論サッカーです。バルセロナフットボールクラブ(バルサと呼ばれています)、レアルマドリッドなど世界的に有名ですが、それ以外にも素晴らしいチームは沢山あります。

 しかし、人気がありまた世界で頂点に立ったスポーツはバスケット、テニス、オートバイ、F!、自転車などありますが、ラグビーはあまり盛んではありません。バルセロナではバルサのラグビーチームがある事はインターネットで調べたのですが、シッチェスにラグビーチームがあるのか分かりませんでした。


 シッチェスに移ってからジョギングをしながら、町中や少し離れた場所をラグビーの痕跡を探しまわりました。ある時、家から少し離れた山側にラグビーのH形のポールを見つけました。

 それから 何度も時間を変え、練習を見に行ったのですが、全く使われている形跡がありません。スパイクを履きそこで走ってみたのですが、雑草と石ころだらけで、両サイドもゲームをするには少し狭いので、どうやらここではないようです。

              シッチェスの旧市街

 それから2−3ヶ月後、町を歩いていると店にラグビーのゲームの告知のポスターが張ってあるのを見つけました。店のオーナーに聞いたら、子供がポスターを貼らしてくれと言って来たので、貼ってあるだけで、ラグビーの事は全く知らないとの事でした。

 場所がサンタバーバラと書いてあったので、シッチェスの地図で探し、ジョギングしながらその場所を探しまわりました。

 中心地から少し離れた山の中腹、原っぱの中にH形のポールがある砂のグランドを見つけました。

 一応ナイターの照明があるのですが、グランド横にはコンテナーが4個ほどおいてあるだけで、建物らしき物は何処にも見つかりませんでした。

 

 でもやっとスペインでラグビーをするきっかけをつかめたようです。


2021-10-01

サッカーの国スペインでラグビーをする。

岡先生

 1 サーカーの国スペインでラグビーをする。

 

2019年に行われたラグビーのワールドカップは世界中にラグビーの楽しさを知らしめたように感じました。


 私の恩師、同志社大学の教授でラグビーの名監督の岡仁詩先生が2005年11月9日の「教わり教え教えられー同志社ラグビーと共に」の講演の中でラグビーについて次のように述べられています。


 「二十年以上前、当時のフランスで映画俳優よりも人気のあったジャン・ピエール・リブと いう金髪のラグビー選手がいました。今は彫刻家になっています。「ラグビーは少年を早く 大人にして、そして大人にいつまでも少年の気持ちを持たせる。これがラグビーというものだ」という彼の言葉があります。

 ラグビーはある種の興奮状態の中で今何をするべきかを判断する冷静さ、高ぶる感情の中で理性ある行動を要求されます。これが少年を大人にしてい くわけです。そしていい年をした私たち年配の者でも、スタンドで観戦しながら、先輩方や ファンの方々と、グランド上で展開されているスクラム、モールで押しあっている場面になると、隣同士、無意識に押し合いをしています。膝と膝、肩にも力が入りきっています。 

 そして勝った、負けたで涙を流さんばかりです。こんな気持ちになるのは少年の気持ち、大人が本当に純真な気持ちになって、涙が流せるぐらい喜んだり悲しんだりします。それがラグビーにはあるわけですね。リブの言葉は私も好きな言葉です」


 ラグビーは見ていても非常に面白いものですか実際にやってみるともっと面白いです。一度ラグビーをやると歳をとってもまたラグビーをやりたくなります。日本では90歳を超えたラグビー選手もいるようです。怪我をしないように少し特別なルールが適用されているようですが。

 またぶつかり合うことを避けるタッチラグビーもあります。楕円球のボールを使う鬼ごっこのようなもので誰でも、何歳でも楽しめます。

 

 またこれは私の尊敬する先輩の言葉ですが、「ラグビーをするということは新しいパスポートを取得したようなもので、世界中のラグビー愛好者からは信頼できる人として付き合ってもらえる」。

 

 私は高校、大学とラグビーをして、社会人になってからウィークエンドラガーとしてクラブチームで40歳ごろまで続けて、2004年12月に60歳前にスペインに移住し、改めてラグビーを開始しました。20年間のブランクはジョギングさえできない体になっていました。


 2006年からラグビーを再開し、ベテランチーム(35歳以上)でプレーし、現在76歳ですが、2年までタッチラグビーの現役選手として若い人と一緒にゲームを楽しんでいました。去年からはCOVID-19のために、ラグビーはできませんが。


 まったく言葉のわからないサッカーの国スペインに60歳少し前に移住し、現在ではこの地に生まれ育ったかのように溶け込むことができ、多くの友人たちに囲まれ、非常に充実した年金生活を送っています。


 そしてスペインに来てからだいぶ若返ったような気がしています。アンチエイジングに成功しているのではと感じています。

 その要因はラグビー、また一緒に来たミニチュアダックスのルディなど、いろいろありますが、それを気ままに書きなぐってみます。