天理戦でのフォワードへのタックル
私の名前、Yujiはスペイン語ではユーヒと発音します。 YouTubeで夕陽をsunsetとして、それに愛犬ルディの誕生日の1月11日を加え、sunset111をIDとしました。 私は同志社大学でラグビーをしていた時、コペルニクス的な展開を体験をしました。私が今、正に天動説の時代に生きている時に、全く真逆の地動説を初めて聞いたような衝撃でした。二人のラグビー界のレジェンド、星名 秦 (Hoshina Shin) 先生と岡 仁詩 (`Oka Hitoshi )先生に、今までの常識で前提となっていた考え方と全く真逆な考え方を教えてもらい、以後私の考え方は常識や前例に囚われない主体的な自由で柔軟なものになり、その後の私の人生に大きな影響を与えました。
2021-11-22
星名理論と岡理論 45 岡先生とのやりとりについて 6
2021-11-21
星名理論と岡理論 44 岡先生とのやりとりについて 5
近鉄戦でのラックに入ってトライ
私は身長が173センチ、体重が60キロ弱で今でもほとんど変わっていません。体重が軽いのでラック(両チームの3人以上の選手が立ったままでボールを奪い合っている状態)には入ることがありませんでした。
岡先生の考え方は、「バックスの選手はその選手がラックに入ればボールが取れるのであれば、必ず入れ」と言うもので、「ラックの初期で人数が少ない時にはバックスの選手でもラックに入れ」と指示されていました。
でも私には「お前は好きにしろ。お前がラックに入ってボールが味方ボールになったとしても、お前のいないバックスにボールを回した方が良いのか、それともお前がバックスにそのまま残って、相手にボールを出させた方ば良いのか、よく分からん。お前の常識では考えられないプレーは悪い流れを変える時がある。万が一、お前がラックに入って、相手にボールを取られて、お前がディフェンスにいない事を考えたら、無理に入る必要はないかも知れない」
大学4年生の近鉄戦では私はラックに入りました。当時の近鉄は同志社から石塚さん、坂田さんという、日本を代表するレジェンドが入り、日本選手権で優勝しているチームでした。
下の写真の記事にあるように、私はこの試合で2トライしましたが、二つ目のトライはラックの中に入って、トライしたものでした。
相手ゴール前の4人ほどの選手が入り乱れているラックで、すぐ前にいた私には、ラックの選手の間に隙間があり、その先にボールが見えていました。痩せて細い私なら、この隙間に入り込み、相手側に出ることができるのではと思い、突っ込んでいきました。
普通はラックに入ると選手に肩をつけ押すのですが、私は押さずにすり抜けました。そうしたら目の前にボールがあり、もうラックの外にいたので、ボールを手で拾うことができるのでボールを拾ってそのままトライしました。
これには岡先生もびっくりしたようです。「お前は、本当に常識では考えられないことをするな」と言って、笑っておられました。
2021-11-17
星名理論と岡理論 43 岡先生とのやりとりについて 4
慶応戦でFWの中央を突破してトライ
私が星名先生、岡先生から教えていただいたことで、最も印象に残っているのは「戦略の順序と時間配分」でした。
バックスのセンターというポジションでのプレイの実施順序の意識は持っていました。 外へ抜くのが得意な私は、外へ抜いて勝負に出るのは後半で、前半は内側に抜いて、相手の意識を内側に向けておいて、後半は、まず内側に向けてスタートして外側に抜く事を心がけていました。
でもこれは戦術的なレベルでのプレーで、戦略というほどのレベルのものではありませんでした。星名先生、岡先生から教えていただいとことは、私個人レベルではなく、チームとして戦略的な実施順序と時間配分でした。
詳しくは「星名理論と岡理 28から31をご覧ください。右欄のカテゴリーの「星名理論と岡理論」をクリックすれば、時系列に1からご覧になれます。
また右欄の検索フォームで「星名理論」と入れれば、一覧で表示されますので、好きな部分がご覧になれます。
私はトライを狙ってプレーをしたことはありません。突破して味方の選手に繋ぐ事を意識しているのですが、結果としてトライをしてしまうことが多くありました。
慶應戦の下の写真もトライは結果として起きたものです。
2021-11-16
星名理論と岡理論 42 岡先生とのやりとりについて 3
FWがスクラムを組んでいた場所に走り込む
2021-11-14
名理論と岡理論 41 岡先生とのやりとりについて2
自分で考え、判断して、行動し、責任を持つ
2021-11-13
星名理論と岡理論 40 常識やしきたりを全てひっくり返す 5
夜食を出さない会議をボイコット
私には大きな弱点があります。腹が減った時と怒って頭に血が上った時は、思考能力がなくなることです。これは今でも治っていません。
この会社に入社して1年ほど経った時、役員総出の特別プロジェクトがあり、私が担当になりました。私以外は全員、部長か取締役です。緊急のプロジェクトだったので、夜7時から会議が始まりました。
私は当然他の仕事もやっているので7時まで忙しく働いていました。会議は11時ごろまで続いたのですが、夜食が出てきません。もう思考力のなくなった私は「夜食をとりませんか」と言ったのですが、誰も反応しません。
次の日にまた7時から会議だと言うので、部長に夜食が出るのか聞いたら、出ないと答えました。なぜ出ないのか聞いたら、「皆辛抱しているのに、なぜ君は辛抱できないのか?」「私一人が腹減っているのではなく、全員が食べる時間がなく、腹が減っているのであれば、食事を食べながら、会議をすれば良いではないですか」「腹が減っていても会議はできる」「私は腹が減ったら思考が停止して仕事はできません。出席しても意味が無いので、帰らしてもらいます」と言って、会議をボイコットしました。
翌日、私が唯一信頼している、他の営業部長に会議の様子を聞いたら、「実際に動く担当がいないので11時まで会議はしたが、何も決まらず、夜食を出すかどうか、話し合って、次から夜食を出すことになった。お前のおかげで次から夜食が出る」と言って笑っていました。
この会社の役員は与えられた環境を変えようと考える事もしない人たちばかりのようです。ビジネスの世界でも環境はどんどん変わってきます。その環境に合わせて、働き方も変えるのが当然です。
星名先生と岡先生に教えてもらったことは「戦う環境をチームに有利な状況に作ること」です。重要なのはルールで常識やしきたりではありません。
接待は相手が官庁でなければ認められている行為です。この業界が接待が受注するための重要な仕事なら、私は徹底的にやります。
ある時、経理部長と話をしました。彼は私の数少ない理解者の一人です。「お前の課の領収書はすぐわかる。他の課とは桁が違う。他の課の領収書は近所の安い店のが多い。多分仲間内で飲み食いして接待費として落としているのだろう。お前の課は、近所の安い領収書が一枚もない。
接待費の低率課税は資本金額により額が違い、一定額を過ぎると課税率が高率になる。我が社では接待費は低率課税の枠を各課に配分している。お前の課の超過分は高率の課税額をプラスして原価として計算しておくので、気にせずに接待しろ。社長からは浦野には好きにさせろと言われている」
この時、初めて社長が陰で色々助けてくれている事を知りました。
イチジクのワイン煮
スペインは豊富な食材が安く手に入ります。腹が減って思考が停止することはあまりありません。
2021-11-12
星名理論と岡理論 39 常識やしきたりを全てひっくり返す4
祇園の伝統芸、 手打ち
2021-11-11
星名理論と岡理論 38 常識やしきたりを全てひっくり返す3
女性社員の海外出張
星名理論と岡理論 37 常識やしきたりを全てひっくり返す2
京都の祇園で芸妓さんを呼んでどんちゃん騒ぎ。
2021-11-10
星名理論と岡理論 36 常識やしきたりを全てひっくり返す。
星名先生、岡先生の教えを受けた私には、ビジネスの業界の常識や前例、しきたり等は全く関係ありませんでした。私の中にあるのは「今、なにをしておくべきか?」それだけでした。
2021-11-09
星名理論と岡理論 35 岡先生とのやりとりについて 1
岡仁詩先生の講演録