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2021-10-16

私にとってアンチエイジングとは

 私は若い時から歳よりは大分若く見られ、いろいろ誤解を与えていたので、別に若く見られたいと思った事はありません。むしろ年相応にみられたいとおもっているほどです。

 またボディビルダーのような体を作る事でもありません。私にとってアンチエイジングとは「ラグビーで自分で納得できるプレーが出来る事」です。

 高校、大学とラグビーばかりやっていて、社会人になってからはクラブチームで週末だけラグビーを40歳頃までやっていました。40歳過ぎてからIT業界に転職し、それで忙しくてラグビーが出来なくなりました。

 スペインに来て20年ぶりにラグビーを再開し、何とか楽しむ事が出来るまでには体力は回復したのですが、65歳の頃、膝を痛めて走る事ができなくなりました。もう一度ラグビーを楽しみたいので、それからジムに通い、筋トレと水泳を始めました。筋トレは今まで使った事のない筋肉を動かして体を柔軟にする事と、水泳は浮力の助けで負荷を軽くして足を動かしたいためです。

             左が75歳、右が76歳でフィットネス中です。

 普通に生活をしていると気づかないのですが、他のスポーツをしたりすると自分の体の異常に気づきます。
 例えば、肩を何度もぶつけて痛んだまま治す時間がなく、プレーを続けていたので、気づくと腕が真直ぐ上に上がりません。自分では真直ぐ上に上げているつもりでも45度ぐらいの所までしかあがっていません。水泳をするとその不細工さがよく分かります。背泳ぎで腕が真直ぐ上にのびないので、スピードが出ません。

 肩の不具合は最初は家内のエアロビクス用の1キロのウエイトを思い切り振り回す事で遠心力で肩を外に引っ張る事から始めました。次に始めたのは公園にある鉄棒での懸垂とぶらさがりでした。そしてジムでは筋トレ用のマシンで腕を上に引き上げるような負荷をかけて腕が真上に上がる様にしています。

 このような不具合が身体のあちらこちらにあるので、それを矯正する事で走る事も出来る様になるのではと思って、しばらく走るのを控えめにして、体全体を矯正し、楽に走れるような体を作ろうと思いました。


2021-10-02

ラグビーでアンチエイジング

  スペインに来てすぐ、もう一度ラグビーをやりたいと思い体を鍛え直そうと思ったら、ジョギングしただけで足を痛め、とてもフィットネスが出来る状態ではなかったので歩く事からはじめました。バルセロナでの目標は、町を少し早足で歩き、時々ジョギングし、まず駆け足で走れる状態まで持って行く事でした。

 4ヶ月後、シッチェスに来てジョギングを始め、インターバルで少しスピードを出す走りが出来る様になり、ほぼ20年ぶりにラグビーを再開した時はスペインに来てから1年経った後で、もう60歳を過ぎていました、普通男が仕事を辞め、60を過ぎると急に老け込むみたいですが、私は日本にいた時より今の自分は相当若返っているのではと感じています。

 気のせいか顔も若返ったような気がしてインターネットで調べてみると、NHKの「ためしてガッテン」に、顔にも筋肉があり、顔の筋肉のたるみが体のその他の部分の健康に影響するような記事が出ていました。もしかしたら、その逆でフィットネスで体を鍛えると、顔も若く見える様になることがあるのかもしれません。

               76歳の誕生日の1日前のトレーニング中

 私としては別に若く見える様になりたい等とは思った事はなく、ただラグビーをやりたいからフィットネスをしているだけなのですが。体中問題だらけですが、体調もスペインに来たときより遥かに良くなっているようです。それで若返ると言う事が本当にあるのか気になり、いろいろ調べて見ました。

 私は医者でもなく、ラグビーの経験者ですが、スポーツの専門家ではありません。自分の体験をまとめてみただけなので、もしアンチエイジングでフィットネス等を考えている方はまず専門家のアドバイスを受けてください


2021-10-01

リタイアメントライフとアンチエイジング

 リタイアメントライフに入ると大部分の人が年金が主な収入となり、節約をしながらの生活になって行くと思います。その中でアンチエイジングを目指すとすれば、まず金のかからない方法から試して行った方が良いと思います。

 私がやっている事、筋トレの後のスイミング、スロートレーニングなどもうほとんど一般に言われて来た事ばかりです。特別に目新しい事は何もありません。大切な事は長い視野でそれを繰り返すと言う事です。人間の体は正直ですので、継続して行けば徐々に反応してきます。


 私が敬愛する慶応のラグビーのOBの池田史郎さんは蕎麦道の探求者でもう名人位にも関わらず、いろいろ精進を重ねておられます。蕎麦を打つのにバーベルで筋力をつけ、蕎麦を打つとき、つま先立ちで打ったりした事もあるそうです。

             後ろ姿が池田さん、龍野さんと歓談中

 

 何度も新年の蕎麦会に家内共々(厚かましくもルディ同伴で)招待を受け、打ち立ての蕎麦や名人手作りの料理をいただき、そのおいしさに驚いていた次第です。

 

 毎回池田さんの家の前にくると、家の前と玄関先に水が打ってあります。それだけで我々の来るのを本当に心から喜んでいてくれているのだと、嬉しくなりました。「友を招くと言う事はこう言う事だ」と無言で教えていただいている様な気がしたものです。

 学校も違い、年も大分離れているのですが、同じラグビーの選手として一緒に何度か海外にゲームに出かけ、いろいろご指導をしていただきました。


 私はいろいろな人のアドバイスや実践されている事を自分流に解釈し、また自分に合う様に修正して実践しております。つま先立ちも多分いろいろやり方はあるのでしょうが、私はあくまで自分流で筋トレやランニングの補填としてやっています。何度か続けては中断し、また続けては中断の繰り返しですが、最近になり、それなりに効果が出て来ているのではないかと感じています。


 やっている事はルディやリナの食事を用意しているとき等主に家の中で、ずっとつま先立ちでいるとか、外では歩いていて信号待ち等立ち止まっている時に、思い切りつま先立ちをするとか、その程度です。これだけだとたいした効果はないのかもしれませんが、朝、結構な量の筋トレやスイミング、水中エアロビクスの様な事をしていたので、その相乗効果的なものとしては予想以上のものがあるかもしれません。


 以前はつま先で立っていただけなのですが、最近はその状態で下腹部に力を入れたり、上半身を少しそらす様にしてみたりしています。この様な事を繰り返しているうちに、以前は少し前屈みの様になっていたのですが 、なんだか姿勢が真直ぐになっている様な気がします。

 自分で自分の姿を見た事がないので、ただそのような気になっているだけかもしれませんが。


 リタイアメントしてからのアンチエイジングにはまず金をかけずに出来る事からいろいろ試してみて、それから足りない所を補う、その時には少しぐらいの出費は惜しまずに、長い時間をかけて、ゆっくりと続けることが大事だと思います。


スペインでのリタイアメントライフ

シッチェスの街は綺麗です。


 スペインでのリタイアメントライフももう15年以上になります。いろいろトラブルもありましたが、ほぼ希望していた通りのリタイアメントライフとなっています。


 東京に住んでいた私達夫婦のリタイアメントライフの希望の所は、大都市に隣接した小さな街でした。東京で生活していて、都会生活の良い点も十分分かっている我々夫婦がいきなり田舎の小さな街での生活は不安でした.

地元に溶け込んだ生活を送りたかったので、その点ではバルセロナは都会過ぎて、東京と同じで近所付き合いもなかなかむつかしく、シッチェスの様な小さな街の方が適していました。


 ミニチュアダックスフンドを連れたアジア人のカップルは非常に目立ったようで、いろいろな人が私達の事を覚えていて、話しかけてくれました。

 

またラグビーをやっていた事も幸いしました。シッチェスにもラグビークラブがあり、初めての日本人(アジア人としても初めて?)を暖かく迎えてくれました。

今ではもう、この街で生まれ育ったかの様に、街を歩くといろいろな人に声をかけてもらえます。


 住んでみるとシッチェスは想像以上に楽しい所でした。気候はバルセロナより夏は涼しく、冬は逆に暖かい過ごしやすい所で、車で30分ほどでバルセロナの都会の雰囲気も楽しめます。またここまでは考えていなかったのですが、車で2時間ほどで南フランスに行ってしまう事です。

 

二人とも旅行が好きなので、年に2−3回は旅行をしたいと考えていました。スペインは見る所が沢山あるので、あまり外国(スペインから)に行くというのは意識していなかったのですが、車を買ってからはフランスが近いのでフランス旅行の回数が増えました。


 リタイアメントライフですので質素が基本になっています。フランス旅行と言っても、泊まる所はレンタルマンションやギテと言う農家を改造した安い所ばかりで、自炊が出来る所です。

米、調味料、お茶等我々の食生活に欠かせないものはシッチェスから持って行き、フランスでしか買えないものを中心に漁港や青空市場に行き、新鮮な旬のものを買って料理します。

1週間滞在して遠出をするのは2日か3日で、後は近郊の村の朝市を巡ったり、ビーチやマリーナへ行きのんびりと過ごします。遠出をする時には昼食の弁当も作ったりします。


 犬連れの旅行は食事に苦労します。フランスはスペインと比べ、犬が入れるレストランは多いのですが、それでも気に入ったレストランを探すのが大変です。

せっかく外で食事をするのであれば、雰囲気の良いレストランに入りたいのでいろいろ探しているうちに、ランチタイムが終わってしまって、結局あまり雰囲気の良くない店に入る事もよくありました。

スペインはランチタイムは2時から4時ぐらいまでが普通で、フランスは12時からで2時頃にはもう閉めてしまう店も多いためです。


 シッチェスは非常に素晴らしい所です。しかし予想外の事もありました。物価がバルセロナよりも高い事です。私達のイメージでは大都会は家賃や物価も高いのでその近くの小さな町であれば家賃やその他の物価も安いのではと思っていました。

 しかしシッチェスは特別で家賃も物価もバルセロナより高いみたいです。もうシッチェスに住んでしまったので、また非常に気に入っているので他の土地に移る気はありませんので、元気な間は出来るだけフランスも楽しみたいと思っています。