星名先生と岡先生
レフリーが後輩だったので試合後何故笛を吹かなかったのか聞いてみたら思いもかけない返事が返ってきた。「最初は浦野さんのオブストラクション(SOにタックルしようとしている選手を妨害した)を取ろうと思った。しかしコースが妨害していなかったので吹かなかった」
二人の会話を聞いていた星名先生は、笑いながら「レフリーが理解するのにもう少し時間がかかるかな。誰も見たことがないプレーだから。しかし、これからの日本のラグビーはこうなる。体格で劣り、足の遅い日本のラグビーが世界に対抗していくには、浅いラインで早くアドバンテージラインを突破しなければ、深いところでいくら抜いても足の速い外人のフォワードのバックアップを振り切ることはできない」と言って気にかけている様子はなかった。
事実数年後には早稲田の大西先生が監督、同志社の岡先生がコーチ、三菱自工の横井さんが主将の日本代表が「接近」「展開」「連続」と言うテーマで、世界の注目を集めることになった。
ここに出てくる横井さんは「横井章の魅力あるラグビー」の作者です。
日本のラグビーのレジェンドの一人で、退職後、帝京大学、関西学院大学、京都成章高校など100校以上を指導し、素晴らしい実績を上げられています。
岡先生のラグビーに対する考え方は 岡先生講演録 をご覧ください。
この色で書いている部分は私が同志社大学ラグビー部のOB会に寄稿したものの一部です。
全文は右の欄のページリスト、「星名先生の理論の全文」をクリックすれば読むことができます。
この「星名先生の理論と岡先生の理論」を時系列に最初から読みたい方は右欄のページリストの「星名理論と岡理論1−10」をクリックしてください。新しき記事から読みたい方は右欄のラベルの「星名先生の理論と岡先生の理論」をクリックしてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿