PERT(パート)はビジネスや日常生活で非常に有益
初めて仕事(キャンペーンの実施)にPERTの考え方を適用してみました。
岡先生がパートの理論をご存知だったのかどうかは知りませんが、私がパートの理論を知ったのは卒業した直後です。その時、岡先生のラグビーの理論と同じだと非常に興味を持ち、少し勉強しました。
岡先生の理論は80分間という試合の時間制限がある中で、FW戦で有利となる戦略的なプレイ(スクラムを相手より2人多い10人で組んだり、FW周辺で勝負)を試合開始直後から実施し、その次にバックスで広く大きく展開し、相手が広く動くようになったら、またFW周辺の勝負に切り替えるというものです。
岡先生ご夫妻でラグビーの同期会に出席された時の写真?あまりに人相の悪いのが沢山後ろにいますが、ラグビーの元選手で組関係者ではありません。
重要なのはこの戦略の実施順序とその時間配分で目的はFW戦に勝利するということです。
いろいろなプロモーションを連動させながら進めるキャンペーンはパートの理論を実践するのに最適の場でした。
私が初めて広告代理店の営業としてとってきた仕事は車のメーカーのモーターボートの試乗会の実施です。車のメーカーが初めて売り出すモーターボートで高額商品のため、東京、大阪、名古屋で自社の高級車のユーザーを対象にした試乗会ですので、告知は招待状だけで、高額商品のため立派な案内状、パンフレットとロゴ入りのオリジナルな封筒とその宛名書きは筆書きが希望でした。
私のサポートのついたベテランのイベント担当者は立派な案内状やパンフレットが原稿作成や印刷に時間がかかるので、これから始めるように私にアドバイスをしました。
しかし、私はまず、封筒が一番先だとして、封筒を先に進めました。宛名書きが筆書きなら、これは達筆な人を集めて、手作業で一番時間がかかり、予測が不安定で、何よりも、これは封筒ができていないと作業が開始できないからです。
立派な案内状やパンフレットは宛名書きが終わった時までに出来ておればば良いわけです。
結果は私の予想通りで宛名書きが予定通り進まず、予定より大きく遅れ1週間以上遅れました。でも封筒の作成を一番先に進めていたので、発送予定日には間に合いました。
重要なことはプロジェクト(作業)の全体像を把握し、その依存関係を理解して、とりかかる順序を決めることです。
PERTは広告業界だけでなく、あらゆるビジネスや一般の生活でも利用できます。
カレーライス作りのPERT図です。
カレーライス作りのPERTの解説はこちらから
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