2022-08-21

京都大学ラグビー部100周年誌デジタルコンテンツ 1

  

 今日、YouTubeで嬉しい動画を見せてもらいました。
 星名秦の遺産①スイングパスの威力とは / ZOOM座談会「1971年シーズンを振り返る」《京都大学ラグビー部100周年デジタルコンテンツ》です。
 
 先日、京都大学ラグビー部が100周年であることを知り、YouTubeのチャンネル登録して、今日見直しました。
 そうしたら、上記のタイトルで、説明が、「京大ラグビー部100周年を迎えるにあたって、S46年のシーズンを振り返ってみようと、当事者数名でZOOM座談会を開催しました。メンバーは、前田眞孝、平岡康行、湯谷博、田代芳孝、清(旧姓吉川)史彦、水田和彦の6名」となっており、星名先生のスイングパスについて話されているので見てしまいました。
 
 びっくりしたのは開始早々「実践できない理論などない。理論が正しければ必ず実践できる」と言う言葉が飛び込んできました。星名先生と初めてお会いして「極端に浅いアタックライン」と私が名付けた理論を教えていただいた時の星名先生の言葉です。
 
 さらに驚いて、嬉しかったのは、突然、私の名前が出てきて、私がブログで星名先生との出会いを書いた部分を読み上げてくれたことでした。
 
 座談会の出席者の年齢を見ると私とちょうど入れ替わりかぐらいの方々で、懐かしいスイングパスについての考え方などを話されていました。
 
 星名先生の理論はまず、京大で色々試され、それから同志社大学で私が2年生の時に初めて同志社に持ち込まれたものと聞いています。私は当時右センター(背番号で言うと13番)でしたが、この時はインサイドセンターに固定され、右オープン、左オープンどちらの場合でも内側のセンターに固定されました。
 
 最初に京大のメンバーが話されているように、全員にスイングパスの仕方を教えてもらったのですが、同志社の場合、全て突破するのはインサイドセンターなので、その後はスイングパスはスタンドオフの選手にだけ指導しておられました。
 
 私は1年生の時から試合に出してもらっていたのですが、これは私が一番浅いライン(相手に近い場所)でプレーをしていたからだと思います。
 大学1年 1964年 京大戦 同大が関西リーグ全勝優勝
 1年生の時の京大戦の私のトライの写真です。
 
 私は相手との間合いを読むのが好きで、色々イメージトーニングをしてきたので、相手のディフェンスの出方が少しでも遅いと、出来るだけ前に出て、相手の出方が早いと少し前に出るをやめて、しかしできるだけ前でプレーをするように心がけていたので、突破する位置が、他の選手よりだいぶ前なので、突破すると大きなチャンスになりやすかった為です。
 
 しかし、これは相手の出方に合わせて出方を変えるので受動的な思考でのプレーでした。星名先生の教えは真逆のこちらの動きにディフェンスの出方を変えさせる主体的な思考でした。それで、天動説の時代に地動説を説かれたような、全く真逆の発想だと感じたわけです。
 
 星名先生と岡先生の理論を知ってもらうためにブログを始めて、電子本、YouTubeと連動させるように考えていたのですが、ブログを読んでくださっているラグビー関係者もいることがわかり、非常に嬉しかったです。
 
 京大のYouTubeはこちらからご覧になれます。
 YouTubeの中で読まれていたブログはこちらです。

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