2022-08-21

ビジネスにおけるシミュレーションの重要性

  PERTは、仕事(プロジェクト)の全工程を構成する作業間の関連性(各作業の所要時間と作業順序)をチャート図にすることで、作業終了までの時間の短縮を目指すものです。

 卒業直後、企業の研修でPERTの事を初めて知ったのですが、岡先生から教えられていた、戦略の実施順序と時間配分に考え方が似ていると思い、興味を持ち、少し勉強しました。

 岡先生の考え方はラグビーは「フォワード戦に勝たなければ、試合に勝てない」と言うもので、試合に勝つためには試合開始後前半にAアタック(スクラムを10人で組むなど)を集中させ、「既に起こった未来(試合に勝つ)」を前半戦、遅くとも後半20分までに作り出すことでした。

 大学時代はラグビーの試合のシミュレーションを毎日していました。どのような戦略的なプレーをどのような順序で、どれくらいの長さ実施して、次の戦略的なプレーに移るかなどです。

 その間に起こる予想外の問題にどのように対処するかもいろいろシミュレーションしていました。 

 このような習慣はビジネスでも、特にマーケティング(広告)業界では非常に役立ちました。

 販売促進やキャンペーンの実施でいろいろな作業を統括するにあたり、スタートから終了まで、いろいろな作業を頭の中で整理し、その実施順序、その作業の所要時間、起こるかもしれない問題点、などをスタート時には整理し、シミュレーションをする習慣がついていたからです。

 ラグビーは変化が常態です。必ず予想外の変化が起きます。その変化に即座に対応することも鍛えられます。

 まずはPERT図的な発想が必要であり、その発想をもとに、さらに自分の新しい発想を加えていけば、さらに素晴らしいものとなると思います。


岡理論Pert図 3
星名先生と岡先生のことをブログに書き始めてまだ2年経っていませんが、もう、新しい発想を加えている方もおられるようです。
 同じFC2のラグビージャンルのRugbynogbyさんのブログ「Be Rugby! Be Glutton!」が私のPERTに関する記事を過分に評価していただいた記事を書いておられます。
 
 以下がそのブログの記事の一部分です。
 そこでPERTの「前の工程が終わらないと次の工程が始められない」という依存関係と、同時並行して実施する別個のポジションのトレーニングを管理する機能が有効であると考えたのです。
もちろん、いつまでたってもボールを真っ直ぐ放れないスロワーを何ヶ月も待つわけにはいきません。
しかし、その工程で各ポジションの取得すべきファンダメンタルの締め切りを提示することは、そこに集中する効果が出てくると思うのです。
 
 この辺りの発想は現役のコーチだから出てくる素晴らしいものだと思います。
 新しい発想をうまく活かしてほしいと願っています。
 「Be Rugby! Be Glutton!」はこちらからご覧になれます。


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